よく「きめ細やかなサービス」なんて言いますが、これは肌の「肌理」からきているのでしょうか?
ちょっと調べてみました。
きめとは、モノや肌の細かい模様。また、その模様の具合によって生じる滑らかさ。木目。
「きめ」は「木目」または「肌理」であり、「きめが細かい」とは、皮膚や物の表面が細かく滑らかであることから、
「繊細で細かい点に配慮が行き届いている」とか「緻密である」とかいう意味になるのです。
すなわち「きめ細かい」のが、良い木材なのです。
ちなみに、「きめ細やか」とは、「きめが細かい」と「こまやか」とを混同してしまった表現でしょう。
「きめ細やか」という日本語はありません。きめ細かい+こまやかとが合体したのでしょうか?
日本語のこのような使い方はこのごろ良く話題になります。
本来の意味からはずれたいいまわしが、正しい使い方として認知されつつあり、辞書でも例文に入っているらしいです。
逆に正しく使うと通じなかったり、間違っていると思われたりします。
このことを嘆く またはきちんと使われてないと気持ちが悪いという人が私の周りにも何人もいます。
言語はコミニュケーションツールと考えると通じればと思う私を、教養がそこに現れると言い放った友人がいました。