ホメオスタシスの解説と働き

ホメオスタシスhomeostasis homeo=同一性、無変化 stasisi=そのままを持続する

ホメオスタシスとは

私たちの身体を構成する細胞や組織はとてもデリケートで、容易に故障を起こします。

すべての細胞の内部で起こっている化学反応は、体液の浸透圧、酸素の供給量、グルコースやその他の栄養素の供給量、酸・アルカリ平衡、湿度や圧力などの外部環境などの変化によって影響を受けます。細胞や組織は、その周囲の環境が化学的にも物理的にも、あらゆる意味で安定し、平衡するように絶えず調節されていなくては、十分に機能することができないのです。それもとても狭い範囲で一定に保つ必要があるのです。

例えば、温度が1度以上変化すると、細胞内での化学変化に影響が出始めます。
特に酵素として化学反応を触媒するたんぱく質は温度が上がりすぎると変形をきたし、正常な3次元構造を維持することができなくなってしまいます。
老廃物の蓄積、エネルギーの枯渇など、好ましくない影響が急速に拡大していきます。

生き物は環境との関わりなくしては生きていけません。
体内では細胞レベルから器官系レベルに至る体内のいろんな部分が協調して、体内のすべての制御過程が休みなく、体内環境維持のために働いています。 このプロセスを生体恒常性(ホメオスタシス)と言います。 

ホメオスタシスの維持

人は体の内部環境を相対的に安定に保つホメオスタシスをいろんな方法で維持しています。
この休むことのないこのプロセスであるホメオスタシスが崩れると、しばしばネガティブフィードバックシステムという補正サイクル(体の内部環境を元のバランスのとれた状態に戻す)が作動して、健康に生きていくために必要な状況を回復させてくれます。

必要な補正はほとんどの場合、神経系と内分泌系が単独もしくは共同で作用することにより行われます。
神経系は安定状態からの変化を感知すると、その変化を打ち消す能力のある器官に対して神経インパルスの形で信号を送ります。
内分泌系は多くの線を含んであり、ここからホルモンというメッセンジャー分子を血液に分泌します。

体内における数千にも及ぶ化学物質の適切な配置と量の維持にあたる、 化学物質同士の相互作用をモニターする、この2つはホメオスタシスにおける重要な側面なのです。

細胞は体全体のホメオスタシスに関係するここのシステムを助けるために複雑な機能を営んでいます。
同時にすべての細胞は力強い細胞活動ができるように鍵となる構造や機能を分担して持っています。

ホメオスタシスの具体的な例

血液中のグルコース濃度は通常は70~110mg/100mlの範囲で維持されます。
ホメオスタシスの1つの重要な作用は、細胞周辺や細胞内に存在する物質を溶かした薄い水溶液、すなわち体液の量と素性を一定に保つことです。
体細胞が適切に機能するためには、その周囲の間質液の素性が正確に制御されている必要があります。

外皮系のホメオスタシス

外皮系は身体を保護し、体温調節を助けることによってホメオスタシスに寄与します。
また、外皮系により外界からの快い刺激、痛み刺激を感じることができます。
皮膚や毛、爪などの外皮系とその付属器は、絶えず変化している外部環境、すなわち気温や湿度の変化、放射線などから身体内部を守る働きをしています。

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