多くの化粧品に添加物として使われている成分は、どの様な問題を抱えているのでしょうか？
収斂剤
収斂剤は、皮膚のたんぱく質を少し凝固させることにより、肌を引き締めたり調えたりするときに使われ、いわゆるアストリンゼントローションやアフターシェービングローションがこれに当たります。
作用の穏やかな酸、たとえばクエン酸や酒石酸、乳酸、タンニン酸など、また、アルミニウムや亜鉛などの金属塩が使われることもあります。
つけると皮膚がつるっとして引き締まり気分爽快になりますが、収斂剤は、皮膚に直接作用しますので、長期使用により障害を起こすことがあります。
収斂剤不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックでは皮膚に悪影響を及ぼす収斂剤は使用しておりません。
つけてすぐの効果を期待するよりも、長期にわたって安全に使用でき、皮膚を健全な状態に導くことを目標としています。
紫外線吸収剤
紫外線吸収剤とは、吸収剤が化学的に紫外線を吸収して熱エネルギーに変え、紫外線の害が皮膚に及ぶのを防ぐものです。日焼け止めはもちろん、今では化粧水や乳液にも配合されて、基礎化粧の段階で紫外線をカットする化粧品が増えてきています。
ところが、吸収剤の分子は紫外線を受けると分子構造が不安定になり、分解されてとても反応性の高い物質に変わります。これが日に当たったときに通常よりも強い日焼けを起こしたり、タンパクと結合して抗原となり皮膚にアレルギー反応を起こすことがあります。紫外線吸収剤でかぶれたりすることが多いのはそのためです。
成分としては次のようなものがあります。
- メトキシケイヒ酸オクチル
- ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- ｔ－ブチルメトキシジベンゾイルメタン
- オクチルトリアゾン
- パラメトキシケイ皮酸２－エチルヘキシル
また、紫外線対策として、紫外線吸収剤の他に、紫外線散乱剤があります。
紫外線散乱剤は、白っぽい粉が物理的に紫外線を反射して、皮膚に届かないようにするものです。白い色がついていることと使用感があまりよくないという欠点がありますが、皮膚への影響は比較的少ないものです。成分としては酸化チタンや酸化亜鉛などがあります。
紫外線吸収剤不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックでは、紫外線吸収剤の悪影響と紫外線の皮膚への恩恵を考え、紫外線吸収剤は使用しておりません。
ドクターズオーガニックの紫外線対策の考え方
ナノ化物質
ごく微小な物質をナノ物質（１mmの１０００分の１が１マイクロメートル、その１０００分の１が１ナノメートル）と呼びますが、粒子が極端に細かいことで、同じ素材でも大きな粒子にはない様々な利点があり、現在広く使われています。
工業技術が向上し様々な成分を大変細かくすることができるようになりました。
極細かくされた成分はナノ化原料といいますが、使い心地や浸透性などが向上し、化粧のりがよくなる、テカらないなどの効果があることから、今盛んに化粧品に使われています。
しかし、とても細かい粒子なので、今まで皮膚バリアが異物として排除してきたものが、皮膚の内部にまで入り込む恐れがあります。皮膚の内部、もしかすると角質層を超えてその下の真皮や細胞の内部にまで入っていき、好ましくない反応を起こすかもしれません。
参考：第２回開発者コラム「ナノ材料の安全性調査が始まる…あなたの化粧品は大丈夫？」
ナノ化物質不使用の基礎化粧品です
ナノ化物質は開発されてから間もない物質なので、長期にわたってヒトに使用した事実がなく、利便性のみを追いかけると、後で予測しなかった事態が起きるリスクがあります。
ドクターズオーガニックでは、安全性が確認されていない原料を用いることはありません。
あくまでもおなたのお肌の回復力を後押しする処方です。
ドクターズオーガニックのナノ化成分の考え方
合成ポリマー
ポリマーというのは、分子量がおよそ1万以上になる巨大分子のことです。
自然界や生体にもたくさんの種類のポリマーが存在します。例えばたんぱく質、核酸、脂質、セルロースやでんぷんなどの多糖類、天然ゴムなどがそうです。これらを天然ポリマーと呼びます。
一方、人工的に作られる巨大分子として、プラスチックと呼ばれる合成樹脂（ポリ塩化ビニル、ポリエチレンなど）、シリコン樹脂、合成繊維（ナイロン、ポリエチレンなど）、合成ゴムなどがあり、これらを合成ポリマーと称します。合成ポリマーは乳化を安定させるので、乳化剤として添加されていることもあります。
近年、化粧品には合成ポリマーが多用されています。
合成ポリマーは酸化の恐れがなく、指定成分にもなっておらず、乳化剤を使わなくても使い心地の良い乳液やクリームを安価に作ることができるとても便利な成分だからです。
最近よく耳にするシリコンもその一つです。
しかし、合成ポリマーは皮膚を密閉してしまうため、肌の健康を保つために重要な働きをする皮膚常在菌の住みにくい環境を作り出します。
また、皮膚にしっかりと張り付くので、落とすときに強い洗浄剤が必要になります。
合成ポリマーはどんな風に使われているの？
合成ポリマー不使用の基礎化粧品です
乳液やクリームが必要なのは皮膚の油分が足りない時。
ドクターズオーガニックでは油分を補うための基礎化粧品として、天然オイルを採用しています。
それは乳化剤によって皮膚常在菌のすみかを荒らしてしまうことなく、皮脂を補うためです。
便利で使い心地のよい化粧品は使い始めに驚くような良さを感じるかもしれません。
しかし、私たちは、今日のお肌の見せかけの美しさだけではなく、１０年後も、２０年後も美しい肌を保つことを目標としていますので、肌の生育に害のあるものは決して使用しないのです。
防腐剤
化粧品の品質を保つために、防腐対策は大変重要です。
化粧水や乳液、クリーム、美容液、整髪料、育毛剤などほとんどの化粧品は、防腐剤を添加することで開封前も開封後も細菌が繁殖しないように作られています。
化粧品に防腐剤として添加できる成分は、薬事法のポジティブリストで、その成分と配合量の上限が皮膚、粘膜などが使用部位ごとに決められています。
ところで化粧品アレルギーの原因成分として、化粧水、乳液、保湿クリームなどほとんどの化粧品で殺菌防腐剤があげられています。
たとえば防腐剤として有名なパラベン（メチルパラベン、プロピルパラベンなどパラオキシ安息香酸エステル類の総称）は、現在使用されている殺菌防腐剤の中でも最も安全性が高いものと考えられており、さまざまな製品に使われています。
薬事法のポジティブリストでは、すべてのパラベン類を合わせて１％以下で使用するよう定められています。つまり、１％以下であれば防腐剤として使ってよいことが、法律で決まっている成分です。
しかし、接触性皮膚炎の患者さんを調べたデータによると、日本ではそのうちの0.9％がパッチテストでパラベン類に陽性を示しました。外国では9.5％が陽性との報告もあり、安全性が高いといわれるパラベンでさえ、接触性皮膚炎をかなりの頻度で起こしているのが現状です。
さらに、防腐剤の成分は皮膚に障害を与えるだけでなく、「防腐」という性質上、殺菌作用のあるものですから、皮膚の常在菌を死滅させてしまいます。皮膚の常在菌は、皮膚を酸性に保ち、外界からの悪玉菌などから身を守る役目を果たしています。この常在菌が皮膚に住めなくなってしまうと、皮膚は不健康になり、乾燥していくことがわかっています。
防腐剤をチェックする上で知っておきたいこと
防腐剤不使用の基礎化粧品です。パラベンも使っていません。
私たちは、皮膚炎を起こす可能性のある化学成分は使いたくない、また、皮膚の常在菌を大切にしたいという思いから、何とか防腐剤を使わないですむ方法はないものかと考えました。
何の工夫もしなければ、化粧品はあっという間に傷み始めます。
検討を重ねた結果、次のような方法で菌の繁殖防ぐことにしました。
化粧水では、ローズウォーターにある程度の制菌作用があることから、必要成分を100％のローズウォーターに溶かし込みました。水で薄めたりせず、余分なものは一切加えずできあがった化粧水を無菌濾過し、清潔な瓶に充填して冷蔵保存することで製品の無菌状態を保っております。
検査により、開封するまでは無菌が保たれており、開封して３ヶ月使用しても無菌であることを確認いたしております。
できるだけ作りたてをお届けいたしてしておりますが、製品がお手元に届きましたらご使用を開始されるまでは冷蔵庫での保存をお願いいたしております。
そして使用するときは、常温で保存することが可能ですが、次のことにご注意いただきたいのです。
- 直射日光が当たるところに置かないでください。
- テレビの上など熱くなる場所におかないでください。
- 使用後はすぐにふたを閉めてください。
- 瓶の口に手やコットンが触れないようにお気をつけください。
以上のことにご注意いただけば、防腐剤無添加の製品ですが、安心して最後までお使いいただくことができます。 （朝晩２回使用して、１ヶ月程度で使い切る量を設定してあります）
合成界面活性剤
化粧品に使われている界面活性剤には、大きく分けると２つの役割があります。
ひとつは皮膚の汚れを落とす洗浄剤、
もう一つは乳液やクリームを作るとき、水と油を均一に混ぜ合わせる乳化剤です。
界面活性剤は自然界にも植物成分に含まれるサポニン、大豆や卵黄のレシチンなどがありますが、作用が弱いため、それだけを化粧品の界面活性剤として使用することは困難です。
その他、合成ではない界面活性剤には、海水などから取り出された水酸化ナトリウムと油で作る、昔ながらの石鹸があります。
実はこの合成界面活性剤、現代人の皮膚を荒らす犯人とも言える存在です。
合成界面活性剤には、皮膚の汚れを落とす洗浄剤、使用感をよくする乳化剤、美白剤や育毛剤を皮膚に浸透させるための浸透剤などとして配合されていますが、メイクや汚れだけでなく、皮脂や皮膚の大事な構成成分を取り去ってしまったり、洗い流しても完全には取り去れず、いつまでも皮膚に残るという、厄介な性質を持っています。その結果
- 皮膚のバリアを壊してしまう。
- バリアの壊れた皮膚に、化粧品中の化学添加物や香料、タール色素を浸透させてしまう。
そのため、皮膚が乾燥したり、しみやしわの原因となったり、肌そのものを老化させてしまい、また、黒皮症を引き起こしたりします。お肌の手入れをしっかり行っている人ほど乾燥がひどい傾向にあるのは、この合成界面活性剤が原因なのです。
素手で台所用洗剤を使用すると手が荒れやすく、ひどいときはかゆみや水疱を伴う主婦湿疹と呼ばれる症状を引き起こすことからも、合成界面活性剤の作用が強力であることがわかります。
ご存知ですか？合成界面活性剤はこんなところに使われています
合成界面活性剤不使用の基礎化粧品です
私たちの製品は、皮膚本来の健康を保つため、合成界面活性剤の使用を控えております。
ドクターズオーガニック基礎化粧品の洗顔料は石鹸で、乳液やクリームがなく、代わりにオイルを使用します。なによりも皮膚バリアを壊し、お肌を乾燥させてしまう合成界面活性剤を使用したくないという考えからです。
石鹸だって界面活性剤じゃないの？石鹸が皮膚を壊さない理由
人は汗と皮脂を皮膚の上で乳化させて天然のクリームを作っています。ドクターズオーガニックの考え方は、化粧水とオイルでこの天然のクリームの補充をするというものです。
※しかし、クリームがどうしてもほしいという皆様のご要望があるため、現在、ハンドクリームにのみ、皮膚に害を及ぼしにくい合成界面活性剤を少量使用しております。
石油由来成分
現代の化粧品の多くは 石油を原料とした成分を配合しています。
たとえばジメチルエーテル、１．３－ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、合成界面活性剤、さらに天然由来物の代わり作るグリセリンやエタノールなどがあります。
このような原料は、安価に化粧品の安定性や使用感をを高めることができます。
逆に天然由来の原料だけを使用すると、化粧品が傷みやすかったり、使用感が悪かったり、値段が高くなったりします。
しかし、この便利な石油油以来成分は、時に皮膚炎を起こしたり、アレルギーの原因となることがあります。
石油由来成分不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックの製品は天然由来原料のみを使用して、化粧品を製造しております。
合成香料、合成着色料、鉱物油、などの石油由来原料は一切使用しておりません。
合成香料
合成香料は石油化学工業、石炭化学工業、パルプ工業などから原料を得て、安価に合成することができます。現在３０００種類ほどの合成香料が開発され、そのうち５００種類ほどが流通しています。残留性の高いもの、生体に蓄積しやすいもの、発がん性の高いもの、有毒なものは使用が禁止されていますが、合成香料、天然香料ともに、皮膚炎を起こす可能性があります。
以前は、ほとんどの化粧品に香料が使われていましたが、今では無香料の化粧品が普及してきており、香料アレルギーを起こす人は減ってきています。
合成香料だけでなく、天然の香料であっても皮膚炎を起こす可能性があるので注意が必要です。
合成香料不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックの化粧水にいい香りがするのは、水蒸気蒸留したハーブウォーターを薄めずにそのまま使用しているから。天然のローズウォーターに含まれている天然成分の香りです。
ローズウォーターは太古の昔から人々に使われており、安全性の高さが認められています。
合成着色料
化粧品に色を付ける場合、おもに顔料やタール系色素が使われています。タール系色素は、石油から合成される着色料で、黄色４号などと書かれているものです。化粧品に使ってよいものが法律で定められていますが、その多くは、毒性があるため、食品としては許可されていないものです。
皮膚炎や色素沈着のほかに、発がん性などが問題となります。
基礎化粧品には、着色料の入っていないものはあっても、ファンデーションや口紅など、色を付けるためのものはそうはいきません。かぶれたことがある方は、パッチテストを必ず行いましょう。
合成着色料不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックの化粧品には着色料を使用しておりません。
すべて天然原料そのものが持つ、天然の色です。
鉱物油
鉱物油は石油から精製した油のことです。代表的なものにワセリンや流動パラフィンがあり、どちらも医薬品や化粧品としてよく使われています。
1970年代に質の悪い鉱物油を使った化粧品でたくさんの女性が、お肌に障害をおこし、社会問題になりました。
性質が安定していること、使用感が良くなる、また価格が安いためによく使われていますが、中にはお肌への刺激の強いものがあります。
鉱物油不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックで使用している油脂はすべてオーガニック植物由来オイルです。
皮膚を健やかに保つためのオイルを厳選して使用しております。
酸化防止剤
化粧品には油脂や界面活性剤、香料など、空気中の酸素によって酸化されやすい成分がたくさん配合されています。これらの成分は酸化される過程で反応性の高いラジカル類に変化して皮膚に炎症を起こしたり、最終的にアルデヒドになって悪臭を発生したりします。そのため、酸化を防止する成分が使用されますが、よく使われているジブチルヒドロキシトルエン（BHT）,ブチルヒドロキシアニソール（BHA）,没食子酸プロピルは発がん性や催奇形性、変異原性がある旧表示指定成分です。
植物油に含まれているトコフェロールはビタミンEのことで、酸化防止効果も持ち合わせています。dl-α-トコフェロールや酢酸dl-α-トコフェロールは人工的に合成されたもので旧表示指定成分ですが、同じくトコフェロールと表記される天然のビタミンEは旧表示指定成分ではありません。
酸化防止剤不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックのオイル類には、大豆油や菜種油から取り出された天然のビタミンEを加えて、酸化の防止につとめています。
アルコール（エタノール）
分子構造に-OH基を持つものをアルコールとよびます。
化粧品に配合されるアルコール類にはベヘニルアルコールやステアリルアルコールなどたくさんの種類がありますが、化粧品でアルコールと言えばエタノール（エチルアルコール）のことを指します。
エタノールの配合目的は主に３つ。防腐殺菌、油性成分を水に溶かしやすくする、使用感を高める効果があります。
エタノールは肌につけるとすぐに揮発してしまいます。このときスーっとした感覚が得られるので､肌を引き締める収斂化粧水に配合されます。
また、無添加化粧品には防腐剤として１０～２０％程度配合されることがあります。
アルコール自体は飲むことができるほどですから、少量で毒性を現すことはありません。しかし、脱脂する力があるため､皮脂膜や皮膚の角質細胞とその間を埋める角質細胞間脂質を溶かしてしまう恐れがあります。それは皮膚のバリア機能を損ない､水分を逃がし、乾燥肌へとつながっていきます。
アルコール（エタノール）不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックの基礎化粧品はアルコール無添加です。
金属封鎖剤（キレート剤）
金属封鎖剤、金属イオン封鎖剤、キレート剤など、様々な名前で呼ばれます。
「キレート」はギリシャ語で「かにのはさみ」を意味しています。
金属封鎖剤（キレート剤）は水中の金属イオンをキレート結合により不活性化する物質をさします。
水の中に溶けている金属をしっかり捕まえる性質を持っています。
金属イオンはおもに水から入ってきますので、酸化による変色防止 変質防止 変臭防止などの品質低下を効果的に押さえることができます。石鹸、石鹸以外の化粧品、洗濯石鹸はもちろん、食品などにも配合されています。
サプリメントやドリンク剤などではクエン酸、リン酸、リンゴ酸、グルコン酸を多くて１％程度配合します。キレート剤としてこれらを配合することで、カルシウムや他の体に有用な金属を水に溶かしやすくして、吸収しやすくするためです。
石鹸では、保管中の石鹸の変色を防ぎ、同時に金属石鹸（石鹸かす）が発生しにくくしています。
特に洗濯石鹸では、白い粉状になる金属石鹸が、衣服に付着を防ぐ目的で利用されています。
化粧品では化粧品の成分が金属イオンとくっついて水に溶けにくくなり濁ったり沈殿したりすることを防ぎます。化粧品の多くは水道水ではなく金属イオンを含まない精製水で製造されていますが、使用中に混入する菌の生育に必要な金属を奪うことで菌の繁殖を押さえる目的もあります。
化粧品に使用される主な金属封鎖剤は以下になります。
- エデト酸（EDTA）
- 旧指定成分であり、さらにPRTR法（化学物質管理法）の施行時にも、変異原性、経口毒性、水生生物への毒性があることから第一種化学物質の指定を受けました。
これはどういうことかというと、環境中ではほとんど分解されない、そして人体や環境への悪影響が少なからずあるということです。
ヨーロッパなど、硬水の地域ではキレート剤（おもにEDTE）がさかんに多く配合されていました。
硬水では石鹸が泡立たないので、当然といえば当然の措置でしたが、EDTAは生分解しないので、飲み水に含まれてしまうことが大きな問題となり、EDTAの配合が禁止されました。 - エデト酸塩
- エデト酸より水に溶けやすい性質をもちます。同等の影響が予想されます。
- エチドロン酸
- このような動きのなかで、PRTR法に指定されていないエチドロン酸を配合するようになってきました。
エチドロン酸は有機リン化合物で、弱いながらもEDTAと同様の影響が懸念されるといわれています。
またリンを含むため、環境問題の発端となった「富栄養化」が懸念されます。 - L―アスパラギン酸二酢酸（ASDA）
- L-グルタミン酸二酢酸
金属封鎖剤（キレート剤）不使用の基礎化粧品です
ドクターズオーガニックの基礎化粧品は金属封鎖剤（キレート剤）無添加です。
日本は名だたる軟水の国です。ヨーロッパなどの硬水の水とは違い、石鹸はきちんと泡立ち、汚れを落とすという役目は金属封鎖剤（キレート剤）を入れなくても充分に機能します。
微量に残る肌の上の金属石鹸（石鹸かす）も、害はほとんどない（＝きちんと分解される）と考えております。さらに環境への影響も心配されます。
ドクターズオーガニックの石鹸は以上の理由で配合しておりません。
ドクターズオーガニックの完全無添加化粧品は
- 合成香料、合成着色料、鉱物油、などの石油由来成分は一切使用しておりません。
- 石油由来成分以外でも、着色料や香料は使用しておりません。自然のままの色、天然素材の香りです。
- クリーム、乳液がありません。理由は二つ。ひとつは上質のオイルがあれば健康なお肌を育てることができるということ、乳液は必要ありません。二つ目に、乳液やクリームを作るにはお肌に刺激を与える可能性を持つ界面活性剤が不可欠なうえに、安定化剤、防腐剤など、多数の添加物を使用しなくてはならないからです。ドクターズオーガニックの無添加美容オイルは、乳液とクリームの二役をこなします。
- オイルはすべて天然植物素材。鉱物油は使用しておりません。
- お肌に障害を起こすことが多い、紫外線吸収剤は使用しておりません。
- 無添加石鹸、無添加化粧水、無添加美容オイルの３種類がありますが、すべての化粧品に、パラベンだけでなく、防腐剤等の成分を使用しておりません。そのため、いたみやすく長期保存ができません。涼しい所、または冷蔵庫に保存して、お早めに使い切るようお願いいたしております。
