ドクターズコスメ
医療従事者として自信を持って勧められる基礎化粧品を
始まりは、肌トラブルに悩む人たちの声でした
「良い化粧品はありませんか?」
クリニックや薬局、エステティックには、肌トラブルに悩む方からこんな声が届きます。
生活環境や生活習慣、食生活が原因の肌の乾燥、ばっちりメイクや使用する化粧品に含まれるたくさんの成分、クレンジングによる肌の損傷、肌ケアの誤った認識などで肌トラブルがとても増えています。
私もキレイになるはずだったのに・・・
美しい女優さんを使ったテレビやネットの広告を見ていると、その化粧品を使えば自分もその女優さんの様にキレイになれると錯覚してしまいます。そしていま、多くの人が化粧品に求めていることは、手っ取り早く肌が白くなり、シワや毛穴が見えなくなるという物です。
つけただけで色が白くなる、シワが伸びる、たるみが消えるなんてことが、リスク無く起こるはずがなく、もしそのようなことがあるとすれば、皮膚に大きな影響を与える物として注意が必要!
たとえば美白成分による白斑、大変ショッキングな事件でした。被害に遭われた方は本当にお気の毒です。また、密かにステロイドホルモンが混入されていた化粧品は、はじめは調子が良くても使い続けると皮膚が薄くなり血管が浮いてくるなどの副作用が出ます。
このような事例が後を絶たない現実を忘れてはなりません。
肌を傷つけると全身性のアレルギーにも
また、自分が乾燥肌だと思っている方がとても増えているのですが、その原因を考えもせずに、化粧品で何とかしようとする傾向にあります。保湿力の強い基礎化粧品を使えば一時的に肌が潤ったように感じますが、実際のお肌は悲鳴を上げていることも多いのです。
乾燥を感じる肌は、傷ついている場合があり、そこから化粧品成分などの異物が侵入して、全身性のアレルギー反応をおこしてしまうことがあります。
数年前に大問題となった「お茶石けん」には小麦の蛋白質成分を細かく分解した物が添加されていましたが、これが皮膚から浸入し、喘息の原因となったのです。
健康な皮膚からはそう簡単に吸収される物ではありませんが、傷がついているとそのようなことも起こりやすくなります。
健康な肌こそが美しい
医療従事者である私たちは、健康な肌こそが美しいことを知っています。
だから、「良い化粧品」というのは、決して一時的にきれいに見せるための物ではなく、健やかな状態の肌を保つものだと考えています。
私たちは患者さんの声を受けて、自分たちの考えに合う化粧品を探していましたが、お勧めしたい製品は見つかりませんでした。
そこで納得できる物がないのだから創るしかない、と医師、薬剤師、鍼灸師、エシテティシャンらが力を合わせ、2年余の歳月をかけて開発したのがドクターズオーガニックのシリーズです。
ドクターズオーガニックが考える良い化粧品とは
健やかな肌の状態を保つための「良い化粧品」とは、お肌に負担をかけずに人が本来持っている自然治癒力を生かすことができるものであると考え、行き着いたのが次の3点です。
- 化学成分無添加
- 原料はオーガニック
- 肌の健康な美しさを保つための成分のみ使用
この考え方を元につくられたドクターズオーガニックの基礎化粧品には、皮膚を保護する成分以外はまったく使用していません。合成化学成分は一切無添加で、しかも原料はほとんどがオーガニック。スキンケアの方法もとてもシンプルです。
ドクターズコスメとして
ドクターズコスメとは
世の中で言うドクターズコスメとは、医師の監修により作られた化粧品のことですが、
皮膚科や美容外科で処方されるローションやクリームなどのことを指すことが多いようです。
現在は、還元作用の強いハイドロキノンや皮膚の中に浸透して作用するレチノイン酸など、通常、化粧品には配合できないものが、医師の診察のもとで処方されています。
それなりの作用が得られますが、リスクも大きいので、毎回信頼できる医師の診察を受けなければなりません。
ドクターズオーガニックが考えるドクターズコスメ
私たちはドクターズコスメを次のように考えます。
それは、いわゆるドクターズコスメの定義(医師の監修により作られた化粧品)にプラス、
皮膚の仕組みを分かりやすくお伝えし、皆様のお肌が本当に必要としているケアを理解していただいた上で、お肌の健康を維持するために使っていただく安心で安全な化粧品です。
世の中にはわからない、解明されていない、ということが数多くあり、
皮膚の仕組みや働きも例外ではありません。
しかし、最近皮膚科学の進歩には目覚ましいものがあります。
インターネットや古い本の情報を鵜呑みにし、それを皮膚の常識としてしまうと、
間違ったスキンケアで皮膚を傷める原因にもなります。例えば…
- 安全性に科学的根拠がない情報
- 他社の商品を攻撃して自社製品を売る(動機がお金儲け)
- 不安を煽る危険情報(危険です商法)
使う方とともに歩む
「身体の健康こそが健やかな肌を作る」
「自分の肌と対話して、スキンケアをしてもらいたい」
そう考えている私たちにとっては、
とても複雑でデリケートな皮膚の構造と機能をどうやってわかりやすく伝えることができるか(医師などのプロが使う専門書は一般の方には難しい…)に工夫と時間をかけました。
少し面倒だと思われるかもしれませんが、肌の仕組みをご覧になってください。
今後も学会や論文などにアンテナを張り、解明されたことや新説などをお伝えしていきたいと思います。
安心して使える化粧品、自信を持って奨められる基礎化粧品が欲しい
化粧品にアレルギーを持つ私が、自分で使えるものが全くなくて困っていたこと、
また、医療の現場で安心して使える化粧品がないと訴えられる方が多く、そのような方に自信を持っておすすめできる化粧品がなかったこと、これが、私達が化粧品を作り始めたきっかけです。
どれを選んでも合わない…
私は、20代のはじめに化粧品かぶれを起こしてしまいました。皮膚科で原因を調べると、ある種の合成色素と香料(天然香料)にアレルギー反応を起こしていることが判りました。
当時、基礎化粧品を始め、口紅もおしろいも、敏感肌用の製品は種類が少なく、使用感のあまりよくない物でした。皮膚科で奨められたもの、化粧品コーナーで奨められたもの、肌の状態を調べて特別に作ってもらうものなど、目に付くものはすべて試しましたが、結局どれも合わず、お化粧をすることができなくなってしまいました。
皮膚科の教科書や香粧品化学(化粧品)の本を読み、良いものはないかと調べた結果、無添加の純石鹸で洗顔して何もつけずに過ごす、これが唯一かぶれを起こさない方法でした。ちょうど、化粧品による皮膚障害が問題になって、表示指定成分が法律で定められ、化粧品は危ないという考え方が世の中に出てきた頃です。
今ならば、洗顔には洗浄力の強すぎない石けんを選び、使用しない日があってもよく、また使用後は肌に負担のないもので水分や油分を補給する方法がいくらでもあると解っていますが、
当時、肌の仕組みやケアのことについての情報は少なく、皮脂はよごれとして石鹸で落とさなければならないと思い込んでいました。ある高名な皮膚科医でさえ、皮膚も食事と同じように日に3度、石けんで洗顔してクリームをすり込んでおくのがよろしいと書き記していたほどです。
そんなことをすればいずれ肌荒れを起こすのは目に見えています。
化粧水も乳液もいらない?
無添加石鹸で洗顔して化粧水も乳液もつけずにいると、かゆくなったり赤くなったりするトラブルはありませんでした。冬はかさかさ、夏はべたべたとして、けして肌はベストの状態ではありませんでしたが、それが自然な姿なのだと自分に言い聞かせていました。
ところが、年齢が進むと、さすがに冬は乾燥して、お肌が粉を吹いたようになってしまします。
洗顔の回数を減らすなどの工夫もしてみましたが、とても対処できないのです。
20年近く、何も手入れをせずにいましたが、ある秋の日、小学生の息子がまじまじと私の顔を見て「お母さん、顔ヤバイよ」と言ったのです。慌てて鏡を見ると、顔が粉を吹いたようになっていました。
諦めてはいたものの、あまりのひどさに、これは何とかしなくては、とあらためておもいました。
ふたたび化粧品売り場へ
すぐさま、化粧品売り場にとんでいき、何か使えそうなものはないか、調査を始めました。【お肌の弱い方へ】【敏感肌用】【無添加】など、以前とは違って魅力的な謳い文句が沢山並んでいました。
しかし、成分表示をみるとどの製品も沢山の横文字が並んでいて、またかぶれるのではないかと恐ろしく感じ、購入する気になれません。
本当にこれだけの成分が必要なのだろうか?と、むくむく疑問がわいてきました。
健やかな肌って?
そこで改めて、皮膚のことや、化粧品の成分について勉強しなおすことにしました。
医学は日進月歩で研究が進んでいるので、最新の皮膚科の教科書、化粧品や化学物質の書物を読みあさり、皮膚の構造や、正しい皮膚のあり方について調べました。
そして人の皮膚には人体を守るためのすばらしい機構と機能があり、それを保つために本当に必要なことは「洗いすぎないこと」と「保湿」であることを再度学びました。
お化粧を落とすクレンジングで乾燥肌に悩む方が激増していることも知りました。
また、皮膚の上に何かを塗ってもシミやシワが取れるはずがなく、使ったその時から肌の張りやつやがでるなどというのが、まやかしであることを再認識しました。
さらに、製品として普通に流通させるために、防腐剤無添加、あるいはパラベン無添加と書いてあっても、アルコールやBGなどそれに代わるものを添加していることが判りました。
さらに、身の回りに情報があふれている現代社会では、正しい情報を選択するのがとても難しいことを痛感しました。
ネットやテレビから流れる情報に、嘘やまやかしがとても多く、多くの人が皮膚や化粧品について間違った知識を信じている現実に愕然としたのも事実です。
そして結論は…
世の中に、自分が納得して使える化粧品は存在しない、だから自分の身を自分で守るために、自分が納得できる基礎化粧品を作るべきであると考えたのです。これが私の出した結論でした。
そのような化粧品であれば、お肌に悩みを持つ方に自信を持っておすすめできます。
また、皮膚の健康についての正しい知識も提供できると考えたのです。
ドクターズオーガニックは
医療関係者のなかにも、同じ思いを持つ方がいらっしゃいます。そこで、医師と鍼灸師でもあるエスティシャンと協力して、本当に肌のことを考えた化粧品を作ることにいたしました。
ドクターズオーガニックは、お肌と対話しながら、シンプルなお手入れでお肌の状態を健やかに保つために考えぬかれた化粧品です。
●山本葉子 薬剤師 福田屋カンパニー代表 -富山医科薬科大学薬学部卒業、富山医科薬科大学医学部附属病院和漢診療部、富山医科薬科大学薬学部生化学教室、檜山医院薬剤師、調剤薬局経営を経て、現在に至る。日本薬剤師会、富山県薬剤師会、富山市学校薬剤師会会員。 (社) 富山市薬剤師会理事。日本東洋医学会、和漢医薬学会、日本香粧品学会会員。