オーガニックとは
オーガニックは「有機の」という意味。化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などにより土壌の持つ力を活かして栽培する農法です。
オーガニックであると認められるのは、認定機関により異なりますが、
- 3年以上農薬、化学肥料を使用していない農場で栽培され収穫されたもの
- オーガニックの条件をみたした原料で、添加物などを使わずにつくられた加工品
- 栽培、加工、流通などすべての段階で、認証機関などの第三者が厳しくチェックしたもの
などの基準があります。
ドクターズオーガニックがオーガニックコスメにした理由
私たちが化粧品の開発をしようと思った理由のひとつに、使いたいものが売られていない、ということがありました。
早い段階で化学成分を無添加にしようということは決めたのですが、次に原料はどこから、どのようなものを、ということが課題となります。
「石鹸や化粧品といった皮膚に直接つけるものは安全性が厳格に確認されたものでなければならない」という思いから、農薬や化学肥料を使うことなく育てられた自然素材=すなわちオーガニックが最適と考えました
ドクターズオーガニックの基礎化粧品は、植物原料の100%がオーガニック
原料として使用しているベジタブルオイル(植物油)、ローズウォーター、エッセンシャルオイルのすべてがオーガニック認証済みのもの。オーガニック認定された植物原料は、農薬や化学肥料、遺伝子組み換えによる汚染の心配がないのです。
また、健康な植物は、農薬に頼らなくても丈夫に育ちます。オーガニック素材には、そんな自然の偉大な力と恵みが含まれていると感じています。
だから美容オイルはその100%が、化粧水は非植物由来成分を除く100%、内容量にして約90%がオーガニックです。天然、自然をうたい、オーガニック原料を少量配合しただけでオーガニックと銘打っている製品と比べ、他に類を見ないクオリティーの高さです。
良い材料を世界各地から
私達は、オーガニック素材を世界中から探し求めました。
例えば、ローズウォーターはブルガリア大使館から紹介を受けて、現地のメーカーと直接取引をしています。
また、オーガニックに対する意識が高いオーストラリアからも、多くの原料を輸入しています。
たとえ食べてしまったとしても、安心できる素材ばかりです。
しかし、オーガニックでない原料に比べて価格がかなり高いのはいたしかたなく…。
オーガニックコスメという言葉の落とし穴
オーガニックコスメと書いてあれば、お肌によい化粧品と思いがち。でもオーガニック原料を一部使用した上で、化学成分も添加されていることをご存じでしょうか?
世界的権威を持つオーガニック認証機関、フランスのエコサートには、オーガニックコスメの認定条件として、次のような規定があります。
- 完成品の内容量の、5%以上がオーガニックであること。
- 使用している植物原料の50%以上がオーガニックであること。
- 完成品の5%は化学原料を使ってもよい。
エコサートでさえ、全体の5%がオーガニックであればよいとしているのです。
オーガニックコスメとして認められている化粧品でも、ほとんどの場合、オーガニックでない原料や化学成分が配合されています。
オーガニックコスメだからといって…
オーガニックコスメだからといって、盲信は禁物。
私たちは残留農薬の影響を考え(折角完全無添加なのに!)、そして遺伝子組み換えや化学合成された肥料などを使わずに育てられた作物のエネルギーを重視しました。しかし、オーガニックコスメだから安心」という思い込みは禁物です(オーガニック安全神話)。自然のもので肌に影響を与えるものはたくさんあります。漆のかぶれ、花粉、甲殻類のアレルギーなどが有名ですね。アレルギーは肌が強い弱いには関係なく起こります。
また、アトピー性皮膚炎の方などは、まるでオーガニックコスメだから治る!や化学物質がすべての原因である!など、敏感な肌につけこんで自然=安全と思い込まされている方が多いように思います。大事なことは刺激を避け、炎症をとめ、化粧品をなるべく使わないで、肌の健康を取り戻すことです。
どのような化粧品でも初めに少量で試してから使い始めることが大事です。ドクターズオーガニックではスターターサイズを用意しております。
日本で売られているオーガニックコスメ
日本では化粧品会社が独自にオーガニックコスメの名前をつけているに過ぎません。海外にはオーガニックコスメの認定機関がいくつもありますが、現在、日本にはそのような機関がないため、オーガニックコスメの明確な基準がありません。農林水産省に有機JASを思い浮かべた方もあると思いますが、これは食品に対しての認定なので、化粧品として認定を受けることはできないのです。
ですから、日本では市場のオーガニックコスメが、どの程度オーガニック原料を使用しているのか、化学原料をどのぐらい添加しているのかは、まったく判らないのが現状です。
オーガニック認定を受ける?
私達は、自分たちの基礎化粧品が、本物のオーガニックコスメであることに、自信を持っています。そこで、それを証明するオーガニック認証マークを製品につけたいと考えました。
海外には、化粧品をオーガニックコスメとして認定する「オーガニック認証機関」いくつもあり、いずれも独自の厳しい審査基準を定めています。その基準を通った製品だけが、オーガニック認定を受けることが出来ます。
しかし、残念ながらまだ日本には認定機関がありません。
外国で認定を受けることについて問い合わせたところ、もし、日本の製品がこの認定を受けようとすると、海外から認定機関の方を呼び寄せなくてはならず、審査を受けるために毎年、何百万円もの費用がかかることが分かりました。その費用は、製品の価格に上乗せせざるを得ません。
製品の品質は変わらないのに、マークをつけただけで値段が高くなるのは如何なものか?
協議の結果オーガニック認定を受けるのは中止することにしました。
今後、自分たちが納得できる認証機関ができれば、是非、検討したいと思っています。
2008年、ヨーロッパの化粧品メーカーが中心となって「公正なオーガニック認証基準を設けるためには、非営利でなければならないのではないか?」という考え方を持つオーガニック認証機関が生まれました。(NaTure:ネイトゥルー)認証を取得することで、より多くの方にドクターズオーガニックを知っていただければ、との思いから、ドクターズオーガニックはオーガニック認証の取得も前向きに検討しています。
オーガニック認証なし、それは製品に自信があるから
今、世界中にたくさんのオーガニックコスメがありますが、あえてオーガニック認証をつけていないところもあります。
また、認証をつけることで、ある程度オーガニックであることは保障されますが、化学成分が入っているのかいないか、また、どの程度までのオーガニックなのかはわかりません。
たとえばドクターズオーガニックの美容オイルは、オイルの酸化防止のために加える0.1%未満の天然植物由来ビタミンE以外は、100%オーガニックの原料でできています。このゆるぎない事実は、認証がついていてもいなくても変わらないものです。
このように、私達はオーガニックコスメとして、自分達の基礎化粧品に自信を持っています。だからこそ、あえてオーガニック認証はうけていません。そして、できるだけお求めやすい価格でのご提供を心がけています。
オーガニックコスメをお探しの方へ
現在、日本では、特に認証を受けていなくてもオーガニックコスメを謳うことができます。
オーガニックの原料や配合量は記載義務がありませんが、化粧品の成分は、そのすべてを表示することになっています。配合されている成分をどうぞ、ご自分の目で確かめてください。