オーガニック月見草オイル(イブニングプリムローズオイル)
起源植物 | Oenothera biennis(メマツヨイグサ) |
産地 | 中国 |
採取方法 | 低温圧搾法 |
使用部位 | 種 |
オーガニック認証機関 | ACO、USDA |
比重(20℃) | 0.927 |
鹸化価 | 188 |
月見草は南北アメリカ大陸が原産です。
17世紀はじめにヨーロッパに持ち帰られましたが、生命力が大変強く、今では世界中でみられるようになりました。日本でも河原や空き地に群生しているのを見かけますが、これは嘉永年間(1850年頃)に伝えられた観賞用のものが次第に野生化した結果です。
夏の夕刻に咲き始めて朝にはしぼんでしまうはかない花で、月見草のほかに宵待草、待宵草などの名がついています。
太宰治や竹久夢二などの作品にも登場し、私たちにもなじみのある植物です。
「王様の万能薬」
アメリカの先住インディアンは皮膚病、喘息などに、ヨーロッパでは「王様の万能薬」という名で薬草として使われてきました。
近年、この油に多く含まれているリノール酸やγリノレン酸が炎症に深く関わることが解ってきました。
皮膚への効果
ヨーロッパやアメリカのインディアンが炎症を抑える薬として使ってきたように、月見草油は抗炎症作用が期待されます。
とくに日焼けのケアに有効です。
皮膚をなめらかにする作用もあります。
脂肪酸の組成
リノール酸(C18:2) | 75% |
リノレン酸(C18:3) | 9% |
オレイン酸(C18:1) | 6% |
パルミチン酸(C16:0) | 6% |
γリノレン酸をこれほどたくさん含むオイルは他にはありません。
リノレン酸は二重結合が二つあるため大変酸化しやすく、保管に注意が必要です。