グリセリン|ドクターズオーガニック基礎化粧品使用成分について

グリセリン 化粧美容液の成分

グリセリン

名前の由来

グリセリンという名前ははギリシャ語の「glykys(甘い)」に由来し、1779年にスウェーデン人のK.W.シェーレがオリーブオイル加水分解物の中から発見しました。また、1867年にA.B.ノーベルがグリセリンからダイナマイトを製造、グリセリンの用途拡大の一大転機を迎えることとなりました。

グリセリンの構造と物理的・化学的性質

グリセリンの構造

化学名1.2.3-プロパントリオール、グリセオール 分子量92.1

グリセリンはどこにある?

高等植物や海藻、動物などに広く含まれ、人間も皮下や筋肉などに脂質という形で蓄えられています。

グリセリンの用途

たくさんありすぎて書ききれないくらい、グリセリンは私たちの身近で使用されています。

グリセリンの安全性

特別な有害性は知られてません。

天然グリセインと合成グリセリン

グリセリンには、ヤシの実などの油脂を原料とした天然グリセリンと、石油を原料とする合成グリセリンとがあります。

天然グリセリンは油脂を加水分解して得られる水溶液(甘水)を精製、濃縮し、粗製グリセリンを製造、
さらに蒸留、精製して製品化する方法で生産されています。
合成グリセリンは、純度が高く、医薬品向けはほとんど合成グリセリンとなっています。

植物油由来のグリセリンは、不純物として油脂や脂肪酸が混ざるため、それを取り除くために蒸留したりすることで、グリセリン自体が劣化したりします。また脂肪酸は完全に取りきることができません。グリセリンの品質は加熱したり、アルカリ性にすると不純物である脂肪酸が着色するので、すぐにわかります。

医薬品では加熱して、無菌充填するのが当たり前なので、そうすると植物グリセリンの銘柄によっては
変色してしまい、全く使えません。
合成グリセリンは、「石油由来」というイメージこそ悪いですが、不純物が植物由来に比べて極端に低い分、医薬品の品質を劣化させることはなく、医薬向けは合成グリセリンというのが常識となっています。

なお、化粧品向けは通常、相当品質が悪くない限り、植物由来であることを重視したグリセリンが使用されています。
薬局で売られているグリセリンも植物由来ばかりです。

ドクターズオーガニックでのグリセリン

グリセリン配合の化粧品は、グリセリンの添加率に応じて、保湿感とべたつき感とが増えていきます。
ヒアルロン酸のように保湿だけを行う成分ではなく、吸湿性が高いため、水分を外部から取り込み保湿する性質があります。
そのため、15~20%以上になると、逆に肌の水分を奪ってしまうことがあり、化粧品への配合の際はその濃度が大切です。
また、肌を柔らかくする効果があります。

先述の通り、外気中の水分を吸うので、グリセリン配合の化粧水は必ずキャップをしめましょう。(※水を吸うと粘度がなくなってきます。)

グリセリンは天然の保湿剤として働くため、古くから保湿剤として様々な濃度で加えられてきました。
安全性も高く、元々体内にある成分という刺激のなさ、ヒアルロン酸のように保湿だけを行う成分だけでは、足りない部分、すなわち水分を外部から取り込む吸湿性をもっています。ヒアルロン酸は、時間が経つともとの粉末になり、粉は肌の水分を奪っていきますが、外気から水分を取ってくるグリセリンを混ぜることで、長く水分を保持します。

このページのトップへ
ドクターズオーガニックトップ
ドクターズオーガニックの考え方 -現代の肌の基礎知識-
皮膚の仕組み
全使用成分について
高品質・低価格の理由
開発者コラム
取り扱いショップについて
オンラインショップ
会社概要リンクサイトマップ
ドクターズコスメ
オーガニックコスメ
無添加化粧品
フレッシュコスメ
無添加オーガニック洗顔石鹸
無添加オーガニック化粧水
無添加オーガニック美容オイル
スターターサイズ
ドクターズオーガニックのスキンケアステップ
乾燥肌対策のためのスキンケア
ニキビ対策のためのスキンケア
脂性肌対策のためのスキンケア
ドクターズコスメオーガニックコスメのドクターズオーガニック
Copyright (C) Doctor's Organic. All Rights Reserved.
〔TOKYO SHOP〕101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 中北ビル1階 TEL:076-492-8528 OPEN:9:30-18:30 CLOSE:日曜日・祝日
当サイトが提供する情報等を、権利者の許可なく複製、転用、販売などの二次利用をすることを固く禁じます。